車両
京阪線用車両においては、車体製造後35年以上を経過した車両が全体の約半数を数える状態ですが、車両の保守技術で、大きなトラブルもなく運用されています。
1810系から編入された1900系の一部車両は製造から半世紀が経過し、2006年3月-5月に大半が廃車され、2008年に2編成が残存されて運用されていましたが、中之島線開業前日の10月18日でついに全編成が定期運用を離脱しました。また、製造から最長で50年を経過している2000系の生まれ変わり車である2600系0番台も多数が現役であり、製造から40年またはそれ以上を経過した2200系や2400系に至っては今でも主力として広く運用されています。
日本でも希少のテレビカーやダブルデッカーを連結した京阪特急専用車をはじめ、日本初の多扉車となった5000系、ホームドア付き地下鉄区間から急勾配急カーブの連続の山岳区間に大津市内の併用軌道といった極端に性格の異なる区間に対応して設計された800系など、個性的な車両が多い関西私鉄の象徴的存在として知られています。
6000系以降は編成の両端に動力車が来るようにしていますが、同系列と8000系・10000系は編成の両端に固めている一方で、7000系・7200系・9000系・2代目3000系は京浜急行電鉄と同様に編成の両端と中央に配置しています。