車両
7200系
京阪7200系電車は、1995年(平成7年)に登場した京阪電気鉄道の通勤形電車です。
輸送力増強のため7000系をベースに種々改良を加えた車両で、「お客様に優しい電車を目指す」と言う点に主眼を置いて、車内案内表示器、通話型非常通報装置、誘導鈴およびパワーウインドゥの新設や座り心地のよいシート、車内カラーリングの一新、急速暖房の採用など各種改良を行っています。
機能的には、ボギーセンター間距離を延ばして乗り心地を改良し、また、乗務員および検修支援のため列車モニタ装置を搭載しています。車体外観も正面見つけに曲線を多用した設計として優しさを表現し、前面展望を楽しめる様にされています。
アルミニウム合金製の大型押し出し型材で製造された車体の外観は7000系を改良したもので、正面デザインは丸みを帯びており、後に製造された9000系や10000系、京津線用の800系にも受け継がれています。
2005年の車両点検の際に、日焼けなどにより、座席の汚れが非常に目立っていたため、座席を10000系で使用されている青色の生地へ、地図式LED停車駅案内表示は中之島線開通への対応のため同系全車一般的な3色LED表示器に変更されています。一般的な3色LEDですが、2器並列させ、左側は種別表示、右側は次駅案内と沿線でのイベントのお知らせなどを表示しています。