車両
7000系
京阪7000系電車は、1989年(平成元年)に登場した京阪電気鉄道の通勤形電車です。
主電動機を大出力の誘導電動機とし、それをパワーエレクトロニクスの発達により実現した「インバータ駆動」いわゆるVVVF制御を採用した省エネ、省力化電車です。補助電源装置も静止型インバータ(SIV)として、省力化を図っています。
車体は基本的に6000系を踏襲し、快適性を継承しましたが、乗務員室構造を見直した関係で、正面が変化しました。前面ガラス部の傾斜をなくし垂直になっています。また、側面窓の構造が変更され、6000系6次車以前に比べて窓枠の露出が少なくなっています。
内装では座席袖仕切りにモケットが貼られ、ドアスペースに設置されているつり革の跳ね上げ機構を省略した点が同系列と異なります。7両編成のため、現在は普通や準急、さらには区間急行をメインに運用されています。
2009年9月12日には淀駅付近下り線が高架化されましたが、その一番列車を同系第2編成が務めました。