車両
10000系
京阪10000系電車は、2002年(平成14年)に1900、2600系の代替用として営業運転を開始した京阪電気鉄道の魅力ある京阪電車をアピールする通勤形電車です。
7200系をベースにしていますが、京阪線車両としては45年ぶりに外部塗色をターコイズグリーンに変更し、バリアフリーや環境面への配慮とさらなる快適性と安全性の向上を追求し、製作コストを押さえるための大幅な設計見直しも行っています。
床面高さを20mm下げてホームとの段差を縮小し、フルオートエアコンを採用して快適な空調を行い、また、UVカットガラスを採用して紫外線の直射を緩和しています。さらに、ドアガラスを複層ガラス化して扉面の平滑化を行うなど数々の工夫を凝らしています。
平成19年9月には交野線(枚方市-私市、6.9km)のワンマン運転に対応するため、ホーム検知装置と自動放送装置を搭載しています。
主に支線である宇治線と交野線で運用されており、2006年4月16日のダイヤ改正以降、本線での営業列車は運用変更時を除き存在しませんでしたが、2009年9月12日のダイヤ改正で平日深夜に限り中之島発となる快速急行「ひこぼし」の1本と、その送り込みの区間急行1本で、再び本線運用が復活しました。